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Allaemona prasopsuk ♂:表面 Male, upperside
Allaemona prasopsuk ♂:裏面 Male, underside
1999年になって新属新種で記載されたワモンチョウの新顔。ミャンマー最北部、カチン州の特産種で、今のところ他の地域からの記録を聞かない。
近縁属のAemonaとは著しく異なる特異な斑紋で、一見して見分けがつく。カチン州は永らく紛争地帯であったこともあり、外国人の入域が禁止されてきた。熱帯ジャングルから標高5000m級のヒマラヤ山脈最東部の雪山まで多様な環境を擁し、近年に入ってもクロヒカゲ属やゼフィルスで新種の発見が相次いでいる。本種もカチン州の特異で豊かなファウナを物語る種と言える。
記載後、現地から追加で標本も得られているが、とても普通種とは言い難い。
極めて特異な本種の発見はヨーロッパでも驚きを持って受け止められたようで、2001年に発行されたD’Abreraの”The Concise Atlas of Butterflies of the World”でも早速、大英博物館に寄贈されたと思われるホロタイプの表裏が掲載されている。
なお、原記載はネットで閲覧することもできるので興味ある方は下記のアドレスを参照されたい。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007630827
図示した個体はミャンマー・カチン州北東部産。個人蔵。